阿里山とは嘉義県にある15の山々の総称である。台湾国立公園の一つに指定されている。総面積32,700ヘクタール。日本統治時代に阿里山が発見され、1904年に東京帝大教授琴山河合によって調査が開始された。阿里山ヒノキなどの豊富な森林資源を輸送する為に1906年から8年間をかけて、高山森林鉄道が建設された。実は日本一部神社の建築に使用巨木もこの鉄道を通して運び出された。2008年6月19日にこの森林鉄道は国営から民営になり、宏都阿里山国際開発公司によって運営されている。去年の秋、台風の影響で、一部の路線が流され、未だに修復中。森林鉄道をご利用の場合、樟腦寮駅で下車、500mぐらい歩かなければならない(15~20分かかる)。今年の桜祭りの時期(3月14日~4月15日)、嘉義ー阿里山の列車は登りも下りも毎日3便ずつ運行されている。4月16日から毎日2便になる。(2009年8月の台風の影響で、登山列車の線路は壊れて、未だに運行停止になっている。)
阿里山森林鉄道の旅で熱帯、亜熱帯、温帯の木々が見える。
垂直分布の違いによる車窓の変化を楽しむ事が出来る。
阿里山の観光ハイライトと言えば、日の出、雲海、夕日、神木、鉄道と言う五大奇観がある。
毎年3月の中旬から1カ月間ほど阿里山の桜祭りが行われる。桜の開花は緋寒櫻、千島櫻、吉野櫻、大島櫻と言う順番で、最後は八重桜となる。
阿里山の桜見ルートは下記の通りに二つある。
1.阿里山賓館ー梅園ー阿里山派出所ー祝山登山口(全長600m)
2.沼平駅ー沼平公園ー姊妹潭ー受鎮宮ー慈雲寺ー高山博物館
ー樹靈塔ー香林國中ー三代木ー象鼻木ー阿里山賓館(全長 2.6km)